Q2:法人税の申告書のみるべき5箇所
nandn_nino
難解な税務
法人と個人ともに、中間納税が発生したりしなかったりで忘れがちです。なにかポイントを教えてください。
中間納税があるかどうかギリギリの場合、ついつい忘れがちですよね。ここだけ見とけばというポイントは下記の通りです。
税目 | 見る場所 | 金額基準 | いつ中間納税? |
法人税 | 前期の法人税申告書別表1の9の欄 | 20万円超 | 決算期末月から8か月後(3月→11月) |
消費税 | 前期の消費税申告書第1表の9の欄 | 48万円超 | 同上 |
消費税② | 同上 | 400万円超 | 決算期末月から5か月後、8か月後、11か月後(3月→8月・11月・翌2月)。 |
前年度実績に基づく中間を「予定申告」といい、ほとんどの人がこれをベースに「中間納税」すると思います。
中間納税で結構な金額を納めるのが厳しいので、今期は特に資金繰りが厳しいので適当に仮決算して、最低限の納税になるようにとりあえず申告する、、、という手はありますか?
「適当な数字を作成し、仮決算。本決算はちゃんとやるから問題ない」という発想は無しです。
中間決算もれっきとした確定申告なので、そこで税逃れのような売上除外、仕入過大などを行うと、中間決算時点での「脱税」となります。中間納税を免れんが為にウソの申告をするわけですから。それ以上に、「そういうことするのね」と見られることこそ、100年取り返せない失敗と思います。やるならば、きっちりと数字を固めること。です。「法人事業概況説明書」の裏面の月毎の売上や仕入などの推移を見れば、どこで無理したかが一目瞭然となりますから。