「難解な税務」について

nandn_admin

税法上の用語はとても難解で、例えば、さらっと「法施行地内において、、」と書かれていたりします。「法施行地」とは、「日本国の主権が及ぶ領土・領空を指し、大陸棚はこれに含まず、場所的・空間的に明確に区画された静的な一定範囲の地域を意味する。」となるのですが、それは99%の人にとっては単に「日本」と書かれている方がとても読みやすいはずです。「代償分割」「差額を、現金で精算」であったりします。大胆な意訳ではありますが。

無論、それは全方位的なカバーをするために必要な法律用語の要請であったりするのですが、それでも一般的な人にはあまり関係なく、かえって混乱し正しい納税、正しい申告に導けていないのではないかと常に考えていました。

ですので、100%のカバー率は担保出来ませんが、分かりやすい平易な日本語で、誰にでも伝わる言葉で書かれた相談・申告・納税・その後の税務調査までを経験してきた立場からのQ&Aがあれば、皆様方の正しい納税知識の一助になると考え本サイトを作成いたしました。分かりやすさを重視し、事象と回答をあえて絞って断定していますのでそこはお含みおき頂ければ幸いです(別解ありは承知しております)。

税務はまるで生き物の様に、日々進化(?)し形を変えていきます。数年前の税務知識、古い書籍、コピペばかりのネット情報、コンサルタントと名乗る後処理をしない人の助言etc通りに申告をしたら知らず知らずに脱税をしていることになるかもしれません。また、それを行使する人、会社の状況、思惑により取扱いが千差万別であることも難解にしている要素のひとつです。ですので、ここでの一例をもってそれぞれのケースに全て合致するわけではありませんので、くれぐれもご注意頂き、都度都度、最新の情報を確認するクセをつけることをお勧めいたします。

最後に。自分の希望的観測、こうであったらいいのにというキーワード検索だけで得られる情報は、まず疑ってかかること。です。


税理士法人エヌアンドエヌ
代表社員 二宮眞秀

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